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気仙地方森林組合は岩手県沿岸南部の大船渡市、住田町の森林所有者による協同組合です。

TEL. 0192-46-2621

〒029-2311 岩手県気仙郡住田町世田米字川向99-1

森を育てる(造林・保育)SERVICE&PRODUCTS

地拵・植付・下刈・除間伐・枝打

素材生産イメージ

「地拵」

植えた木を全て切った後、山の斜面には枝や出荷できない木の先端部などが残ります。
このままの状態では、次の世代の苗木を植えるのに邪魔になるため、これらを等高線状に片付けます。この作業を「地拵」といいます。
左の写真は、地拵作業が終わった状態で、等高線状にならんでいるものが、枝などを整理して積み上げたものです。
幹などの重い部分は主に重機を使って整理し、枝などの軽いものは人力で整理します。


植林イメージ

「植付」

地拵が終わった斜面に、苗木を1本1本植えます。この作業を、「植付」または「植栽」といいます。この地域では、スギの場合、1ha当り3,000本の苗木を植えています。最近では、植林の経費削減と、除間伐の回数削減のために、苗木の植栽密度を下げるということも行われています。


毎木調査イメージ

「下刈」

夏になると雑草が生い茂り、苗木に覆いかぶさってしまいます。このままでは、苗木に日光があまり当たらず成長が悪くなるので、雑草を刈る作業を行います。この作業を「下刈」と呼び、夏の炎天下で作業するため、森を育てる作業の中では最も辛いものです。
苗木の生長具合にもよりますが、苗木を植えてから5年間ほど行われます。



購買品イメージ

「除間伐」

1本1本丁寧に植えた苗木も、すべてまっすぐに育つわけではありません。曲がって育ってしまったもの等、出荷する見込みがないものがでてきます。このような木は残しておいても、周囲の品質が良い木が生長するのに邪魔になるので切り倒してしまいます。また、木の大きさにあわせて、密度調整のために間引きを行います。この作業を「除間伐」といいます。
切られた木は微生物等によって分解され、残った木の養分になります。また、分解される途中では昆虫の餌にもなり、入りこんだ昆虫はツキノワグマの餌にもなります。この地域では、ツキノワグマが昆虫を食べるために腐った木を爪で崩した跡がよく見られます。
              

枝打イメージ

「枝打」

従来は、製材した際に、節がでないようにという目的で行われていましたが、最近では花粉飛散防止と木に害虫が入りにくくするという目的で行われることが多くなりました。
また、枝打を行った林では、地面に日光が当たりやすくなり、下草やかん木が生長しやすくなります。それによって、土壌流出の防止にも効果があります。

   

バナースペース

気仙地方森林組合

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